彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた7日間(1年で計14日間)です。
この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼び、 最初の日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」といいます。
9月19日(木)彼岸入り
9月22日(日)秋分の日
9月25日(水)彼岸明け
浄土思想でいう「極楽浄土」(阿弥陀如来が治める浄土の一種、西方浄土)は西方にあり、1年の内で2度、昼と夜との長さが同じになる春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりです。
昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」への門が開くといわれてきました。
現在ではこのように仏教行事として説明される場合が多いようです。
それがやがて、祖先供養の行事へと趣旨が変わって定着しました。
しかし、彼岸の行事は日本独自のものでインドや中国の仏教にはないことから、民俗学では、元は日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源だろうと推定されています。
五来重は彼岸という言葉は、豊作を太陽に祈願する太陽信仰の言葉の「日の願い」が、「日願(ひがん)」として、仏教語の「彼岸」と後から結びついたものです。
民間習俗と彼岸の名称とその時期とが結合して、仏教行事になり、歳時習俗として生活の中に大きな存在となりました。
【圓福寺展示会】
NHK「歴史探偵 光る君へ コラボスペシャル2~源氏物語」
源氏物語 最古の写本 一般公開(無料)
期間 令和6年8月29日(木)~令和6年9月18日(水)9時~16時
場所 圓福寺本坊客殿(千葉県銚子市馬場町293)☎0479-22-1741
源氏物語 幻(げんじものがたり まぼろし)[鎌倉初期]写 伝西行(さいぎょう)筆 綴葉装1帖
『源氏物語』の最も古い写本の一つと考えられるもので、セットであった「柏木(かしわぎ)」が天理大学天理図書館にあります。雲母(うんも)の粉を塗った紙を用いた高級な本です。珍しいことに製作当時の表紙が残っており、墨流しの紙に金銀泥(きんぎんでい)と銅の錆(さび)の緑青(ろくしょう)で桜の花の枝が描かれ、中央に「廿五 まほろし」と書かれています。幻は41番目ですが、昔の特殊な数え方では25番目になります。
【圓福寺所蔵】
〒 288-0074 千葉県銚子市橋本町1969-1銚子駅より橋本町一丁目バス停下車0分銚子電鉄本銚子駅下車5分
TEL 0479-22-0179 FAX 0479-22-0187
彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた7日間(1年で計14日間)です。
この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼び、 最初の日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」といいます。
9月19日(木)彼岸入り
9月22日(日)秋分の日
9月25日(水)彼岸明け
浄土思想でいう「極楽浄土」(阿弥陀如来が治める浄土の一種、西方浄土)は西方にあり、1年の内で2度、昼と夜との長さが同じになる春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりです。
昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」への門が開くといわれてきました。
現在ではこのように仏教行事として説明される場合が多いようです。
それがやがて、祖先供養の行事へと趣旨が変わって定着しました。
しかし、彼岸の行事は日本独自のものでインドや中国の仏教にはないことから、民俗学では、元は日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源だろうと推定されています。
五来重は彼岸という言葉は、豊作を太陽に祈願する太陽信仰の言葉の「日の願い」が、「日願(ひがん)」として、仏教語の「彼岸」と後から結びついたものです。
民間習俗と彼岸の名称とその時期とが結合して、仏教行事になり、歳時習俗として生活の中に大きな存在となりました。
【圓福寺展示会】
NHK「歴史探偵 光る君へ コラボスペシャル2~源氏物語」
源氏物語 最古の写本 一般公開(無料)
期間 令和6年8月29日(木)~令和6年9月18日(水)9時~16時
場所 圓福寺本坊客殿(千葉県銚子市馬場町293)☎0479-22-1741
源氏物語 幻(げんじものがたり まぼろし)[鎌倉初期]写 伝西行(さいぎょう)筆 綴葉装1帖
『源氏物語』の最も古い写本の一つと考えられるもので、セットであった「柏木(かしわぎ)」が天理大学天理図書館にあります。雲母(うんも)の粉を塗った紙を用いた高級な本です。珍しいことに製作当時の表紙が残っており、墨流しの紙に金銀泥(きんぎんでい)と銅の錆(さび)の緑青(ろくしょう)で桜の花の枝が描かれ、中央に「廿五 まほろし」と書かれています。幻は41番目ですが、昔の特殊な数え方では25番目になります。
【圓福寺所蔵】