枕飯は、日本だけの風習です。
一般的には死人の枕元に飯を山盛に盛り箸を立てます。
飯(米)は日本神話では、神から日本人が頂いたという神聖な食べ物であり、日本人の魂や精神をも表現するものです。
山盛の飯は、昔、土葬の時代に墓に土を沢山盛った様子とも、古墳の姿ともいいます。
箸も日本神話に登場するもので、米と同じく日本の心を表現する神聖な器物です。
またあの世この世の「ハシワタシ」の意味もあります。
箸を立てるのは、神籬(ひもろぎ)を表現したものです。
神籬とは、神事で、神霊を招き降ろすために、清浄な場所に榊(さかき)などを立てたものです。
つまり箸を通じて死者霊が天に昇るという意味があります。
ところで各地に、赤ちゃんが産まれると枕飯を盛る風習があります。
これも「人は死に、またこの世に産まれてくる。
そして米と箸の国(日本)で日本人として生き、死んでいく」という意義をあらわしたものなのです。
神籬(ひもろぎ):神霊をまつるための施設
〒 288-0074 千葉県銚子市橋本町1969-1銚子駅より橋本町一丁目バス停下車0分銚子電鉄本銚子駅下車5分
TEL 0479-22-0179 FAX 0479-22-0187
枕飯は、日本だけの風習です。
一般的には死人の枕元に飯を山盛に盛り箸を立てます。
飯(米)は日本神話では、神から日本人が頂いたという神聖な食べ物であり、日本人の魂や精神をも表現するものです。
山盛の飯は、昔、土葬の時代に墓に土を沢山盛った様子とも、古墳の姿ともいいます。
箸も日本神話に登場するもので、米と同じく日本の心を表現する神聖な器物です。
またあの世この世の「ハシワタシ」の意味もあります。
箸を立てるのは、神籬(ひもろぎ)を表現したものです。
神籬とは、神事で、神霊を招き降ろすために、清浄な場所に榊(さかき)などを立てたものです。
つまり箸を通じて死者霊が天に昇るという意味があります。
ところで各地に、赤ちゃんが産まれると枕飯を盛る風習があります。
これも「人は死に、またこの世に産まれてくる。
そして米と箸の国(日本)で日本人として生き、死んでいく」という意義をあらわしたものなのです。
神籬(ひもろぎ):神霊をまつるための施設