我が国固有の神の信仰と仏教信仰とを折衷(せっちゅう)して融合調和させる考え方で、奈良時代から始まっています。
この考え方は平安時代から始まった「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」に集約され、我が国の神は本地(本来の姿)である仏・菩薩が衆生を救済するために姿を変えて迹(あと)を垂(た)れたものだ、すなわち、神仏同体説になっていきます。
たとえば、神を祀る熊野権現の本地は阿弥陀如来だとしました。
しかし、この考え方も明治時代になって衰えていきます。
というのは、慶応四年(1868)三月、明治維新政府は、祭政一致の方針を打ち出し、神道(しんとう)を国教として、仏法を廃し釈尊の教えを棄却する廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の令を出したからです。
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我が国固有の神の信仰と仏教信仰とを折衷(せっちゅう)して融合調和させる考え方で、奈良時代から始まっています。
この考え方は平安時代から始まった「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」に集約され、我が国の神は本地(本来の姿)である仏・菩薩が衆生を救済するために姿を変えて迹(あと)を垂(た)れたものだ、すなわち、神仏同体説になっていきます。
たとえば、神を祀る熊野権現の本地は阿弥陀如来だとしました。
しかし、この考え方も明治時代になって衰えていきます。
というのは、慶応四年(1868)三月、明治維新政府は、祭政一致の方針を打ち出し、神道(しんとう)を国教として、仏法を廃し釈尊の教えを棄却する廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の令を出したからです。