神仏がこの世に縁を持つ日、或いは特定の神仏と縁を結ぶ日。
仏教でいう「有縁(うえん)の日」または「結縁(けつえん)」の日にあたり、その日に信仰する仏を念ずれば功徳(くどく)が多いとされた日。
日本の縁日の信仰がはじまったのは平安時代からと考えられ、「今昔物語」をはじめ中世初頭の「仏教説話集」などに観音、地蔵、不動、阿弥陀、薬師などの縁日の日があらわれている。
いっぽう平安末から霊験あらたかとされる社寺への参拝の風潮がおこり、また一日ごとに一神を配してこれを一力月に組立て、その縁起由来にのもとづいてそれぞれの神仏の縁日が考えられるようになった。
その日には社寺本尊の祭りや法会(ほうえ)がおこなわれ、また守札などを発行するようになって、いっそう民衆の参拝をうながす結果となった。
いわゆる縁日商人はその群衆めあてに集まってくるものであるが、社寺に属する御師(おんし)や先達(せんだつ)なども経済的な理由からこれを推進させた。
現在行われている縁日には
日蓮の十三日、
弘法大師の二十一日、
天神(菅原道真)の二十五日などのようにその忌日をあてるものと、
閻魔の七日と十六日、
薬師の八日と十二日、阿弥陀の十五日、
妙見の十五日、
観音の十八日、
地蔵の二十四日、
不動の二十八日、
大黒の子の日、弁天の巳の日などのようにそれぞれの縁起伝説によって定めたものが多い。
飯沼山 圓福寺「圓福寺だより」より
〒 288-0074 千葉県銚子市橋本町1969-1銚子駅より橋本町一丁目バス停下車0分銚子電鉄本銚子駅下車5分
TEL 0479-22-0179 FAX 0479-22-0187
神仏がこの世に縁を持つ日、或いは特定の神仏と縁を結ぶ日。
仏教でいう「有縁(うえん)の日」または「結縁(けつえん)」の日にあたり、その日に信仰する仏を念ずれば功徳(くどく)が多いとされた日。
日本の縁日の信仰がはじまったのは平安時代からと考えられ、「今昔物語」をはじめ中世初頭の「仏教説話集」などに観音、地蔵、不動、阿弥陀、薬師などの縁日の日があらわれている。
いっぽう平安末から霊験あらたかとされる社寺への参拝の風潮がおこり、また一日ごとに一神を配してこれを一力月に組立て、その縁起由来にのもとづいてそれぞれの神仏の縁日が考えられるようになった。
その日には社寺本尊の祭りや法会(ほうえ)がおこなわれ、また守札などを発行するようになって、いっそう民衆の参拝をうながす結果となった。
いわゆる縁日商人はその群衆めあてに集まってくるものであるが、社寺に属する御師(おんし)や先達(せんだつ)なども経済的な理由からこれを推進させた。
現在行われている縁日には
日蓮の十三日、
弘法大師の二十一日、
天神(菅原道真)の二十五日などのようにその忌日をあてるものと、
閻魔の七日と十六日、
薬師の八日と十二日、阿弥陀の十五日、
妙見の十五日、
観音の十八日、
地蔵の二十四日、
不動の二十八日、
大黒の子の日、弁天の巳の日などのようにそれぞれの縁起伝説によって定めたものが多い。
飯沼山 圓福寺「圓福寺だより」より