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無財の七施無財の七施の読み方 無財の七施の読み方は(むざいのしちせ)と読みます。宗教によってはむざいのななせと呼ぶこともあります。 無財とは財がなくても、つまりお金がなくても七つのお布施ができるということです。 無財の七施はどこからきた言葉? 無財の七施は雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)に書かれています。 雑宝蔵経とはさまざまな物語が、全部で121話含まれている経典のことです。 無財の七施は雑宝蔵経に出てくるもので、布施心のひとつです。 布施の1番が法施(ほうせ)で今では仏陀の教えを分かりやすく伝え、その教えによって生きていくと幸せになることができるという教えです。 2番目が財施(ざいせ)でお金や物を施し、相手を幸せにしてあげることになります。 3番目が無財の七施です。 お金や物がなくてもできる布施行(ふせぎょう)のことです。 お布施という言葉で何を思い出しますか? お布施という言葉を聞くと、法事やお葬式でお坊さんに読経してもらったあとに渡す現金を思い浮かべます。 しかし、本来の意味は違くお布施はお坊さんに渡す謝礼のことではありません。 出家した修行者のボロボロになった衣服を見た人々がせめて着るものだけでもと使い古しの布を施したのが始まりと言われています。 そこには喜んで捨てる心や見返りを求めない心があります。 見返りを求めないで喜んで捨てる、そんなことを無財の七施も教えています。 宗教別の無財の七施と行い方 お布施という言葉を聞くと、法事やお葬式でお坊さんに読経してもらったあとに渡す現金を思い浮かべます。 しかし、本来の意味は違くお布施はお坊さんに渡す謝礼のことではありません。出家した修行者のボロボロになった衣服を見た人々、がせめて着るものだけでもと使い古しの布を施したのが始まりと言われています。 そこには喜んで捨てる心や見返りを求めない心があります。 見返りを求めないで喜んで捨てる、そんなことを無財の七施も教えています。 真言宗 真言宗での意味をご紹介します。 ・眼施(がんせ) 眼施とは優しい目で相手を見つめること。 ・和顔施(わがんせ) 笑顔は人との距離を縮めるもの。笑顔がコミュニケーションにおいて大切な要素なのだという教え。 ・言辞施(ごじんせ) 優しい言葉や思いやりのある言葉で相手に安心感を与えようという教え。 ・身施(しんせ) 身を呈して周りの人間を助けることの大切さを説く教え。 ・心施(しんせ) 慈悲の心を持って相手を見つめること。 ・正座施(しょうざせ) 仲間に対して進んで相手に座る場所やときには寝泊まりする場所をも提供し安らぎを与えること。 ・房舎施(ぼうしゃせ) 山岳修行をするときに最も困るのは食事と雨露をしのぐ場所の確保。もし自分が雨の当たらない場所を見つけて、雨に濡れている人がいるならその場所を少し場所を譲るべきという教え。 浄土宗 浄土宗での意味をご紹介します。 ・眼施(がんせ) 人を憎まず常に和らいだまなざしで周りを見ること。 ・禾顔施(にげんせ) 嫌な顔つきを人に見せずにこやかに和らいだ顔を周りに与えること。 ・言辞施(ごんじせ) やさしい言葉を人々にかけること。 ・身施(しんせ) 身をもって尊敬の態度を相手に示すこと。 ・心施(しんせ) 善い人の心で人を和らぎ善いことをしようと努めること。 ・床座施(しょうざせ) 床の間が上座になるなど目上や年上の人に席を設けること。 ・房舎施(ぼうしゃせ) 本来は主に父母や師や宗教家などがきた時には泊まらせること。他人を自宅に自由に出入りさせることを示す。 浄土真宗 浄土真宗での意味をご紹介します。 ・眼施(げんせ) 優しいあたたかいまなざしで、周囲の人々の心を明るくするように努めること。 ・和顔悦色施(わげんえっしょくせ) 優しい笑顔で人に接すること。 ・言辞施(ごんじせ) 優しい言葉をかけるように努めること。 ・身施(しんせ) 肉体を使って人のため社会のために無料奉仕すること。 ・心施(しんせ) 心から感謝の言葉を述べるようにすること。 ・床座施(しょうざせ) 場所や席を譲り合う親切のこと。 ・房舎施(ぼうしゃせ) 求める人や尋ねて来る人があれば一宿一飯の施しを与えその労をねぎらう親切のこと。 曹洞宗 曹洞宗での意味をご紹介します。 ・眼施(がんせ) 常に温かく優しい眼差しを施すこと。 ・和顔施(わがんせ) いつもニコニコ笑顔で接すること。 ・言辞施(ごんじせ) 優しく時には厳しく叱る愛情のこもった言葉。 ・身施(しんせ) 自分の身体を使い奉仕すること。 ・心施(しんせ) 心配りや気配りや思いやりの心を持ち相手の立場になってみること。 ・床座施(しょうざせ) 座席や場所や地位を譲ること。 ・房舎施(ぼうしゃせ)家や部屋を提供すること。 日蓮宗 日蓮宗での意味をご紹介します。 ・眼施(げんせ) 優しいまなざしで接すること。 ・和顔施(わがんせ) 笑顔やさしい表情で周りに接すること。 ・言辞施(ごんじせ) 相手を思いやる言葉や心のこもった言葉で人に接すること。 ・身施(しんせ) 自分の身体でできることを奉仕することを示す。 ・心施(しんせ) 思いやりの心や周りに心を配ること。 ・床座施(しょうざせ) 場所や席を譲ること。 ・房舎施(ぼうしゃせ) 自分の家を提供し人を泊めてあげたり休ませてあげたりすること。 簡単に言うと無財の七施を行うってどういうこと? 無財の七施のように仏教の言葉で言われると難しくてよくわかりません。しかし、無財の七施の意味を解いてみるととても簡単な事を伝えています。 人のため誰かのため、心配りや思いやりを持ち、自分の身体でできることを心をこめて行わせてもらうことです。 人のために行った些細な言動が、人の幸せに繋がり、幸せな人間関係が形成され、世の中が素敵な繋がりとなり、結果自分自身も幸せな人生が歩めるというこです。 無財の七施を行うのにお金も時間も必要ありません。今日から無財の七施を心掛けてみましょう。 |
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